治験とは?
新しい薬は、治験モニターの協力なしには誕生しません。
「治験」とは、新しい薬が安全で効果があるかを国(厚生労働省)が承認するために、人で行う臨床試験のことです。
治験では、健康な方や患者さんの協力のもと、安全性や有効性を確認します。
参加者には、生活制限や通院・入院での負担に応じて負担軽減費(謝礼)が支給されます。
治験は厳しい基準のもと安全に実施されます
治験が許可されるには、既存の薬よりも安全性・有効性が高いことが求められ、専門の委員会による厳しい審査を通過する必要があります。
実施は、厚生労働省が定める条件を満たした病院・医療機関のみ。
そこで、以下の体制が整えられています。
治験のステージ
治験は大きく3段階に分かれ、
それぞれ目的が異なります。
第Ⅰ相試験
安全性を確認
実際に使用される量から比べて、ごくわずかの量で試験をしますが、採血量が多いのが特徴です。
第Ⅱ相試験
効果・用量を確認
第Ⅲ相試験
多人数で効果を比較
治験モニターの
メリットとデメリット
治験モニターには、参加することで得られる利点と、注意すべき点があります。
どちらも正しく理解したうえで、ご自身に合った判断をしてください。
登録から治験開始までの流れ
治験に参加するまでの手順を、必要なポイントだけまとめています。
流れを把握することで、安心してエントリーを進められます。
必要項目は少なく、約30秒で簡単に完了します。
条件や日程を確認したうえでお進みください。
電話確認
試験内容や日程の説明、参加基準の簡単な確認が行われます。
健康状態や基準を満たしているかを確認し、参加可否が決まります。
この時点で意思確認が行われ、参加は自由に判断できます。